RM蓄光塗料とは

RM(Relief Marking)蓄光塗料とは?

近年、大規模な自然災害の発生が予測される中…

▶︎災害発生時、夜間、停電時でも、12時間の発光が可能で、救済活動や避難時の目印となるよう開発した屋外用蓄光塗料です。
▶︎コンクリート構造物、舗装道路等にも塗装可能で、安全性が求められる建物や場所等に塗装することで避難・誘導時における視認性の確保が図れ、減災対策に貢献できる塗料です。

このRM蓄光塗料は、特殊アクリル樹脂をベースにした透明な水系防水塗料です。
従来、蓄光顔料は3.3~3.6と比重が大きく、塗料中の沈降性の問題を抱えており、塗料中に蓄光顔料を多く混錬することができず、長時間発光させることができませんでした。そのため、屋外で使用する安全標識等の性能を満たすことができる塗料の製造や、その塗装は技術的に難しい状況でした。
そこで、建築塗装施工会社、蓄光メーカー、塗料メーカー協力のもと技術開発し、蓄光顔料を多量に混錬しても沈降が少なく、塗料、塗装本来の目的である防水性、耐久性を長期間にわたり維持することが可能なバインダーを見いだし、高輝度蓄光式屋外標識の蓄光性能を満たす、下塗りから上塗りまで環境に配慮したオール水系塗料の屋外塗装仕様として開発しました。

災害による停電時の対策として

暗闇で蓄えた光を自ら発光するので、災害による停電時の対策として避難誘導標識や、外灯がない真っ暗な非常階段や手すり部分の誘導表示として活躍しています。消費電力も0(ゼロ)の発光技術で、大掛かりな工事も必要なく安価に設置できるため、多くの自治体に避難誘導の標識として採用されています。

▶︎ JIS Z 9097津波避難誘導標識システム

津波が発生した時に備え、人々が安全な場所へ避難する際に利用する津波避難誘導標識システムについて規定されたガイドラインです。 この中で、津波が夜間に発生した場合の暗闇対策として蓄光機能、再帰性反射機能、ソーラー電源機能などを標識に備えていることが望ましいとしており、津波避難暗闇対策として蓄光材料を用いる場合の要求性能や試験方法などが明記されています。

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